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 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲クプレイ感想〜月は無慈悲な夜の女王編


   突然ですが、私は、昭和の探偵小説が大好きです。いわゆる耽美小説。
   江戸川乱歩とか、横溝正史とか、語らせるとそれはもう長くなります。
   なので、やらないわけにはいきません、このゲーム。
   基本的に、「犯人は、お前だ!」がやりたいね〜。うんうん。
   以下、ネタバレ感想。読むと犯人が薄々わかると思いますので、要注意。

   時は昭和初期。戦争が始まる前、くらい。
   お妾さんの子供というだけで虐げられて育った日向要君(僕)
   せっかく受かった全寮制の学校も、とある事情で行かせてもらえず。
   せめてもと、学校の小間使いとして働きに出る。
   そこで、会ったのだ。運命を左右する、あの人と。
   運命の人の名前は「月村幹彦」。学校の生物学教師。研ぎ澄まされた刃物にも似た、綺麗な、人。
   つーか…。月村教授、素敵すぎるっ!!!生物学教師ですよ?眼鏡ですよっ!!
   なんつーか「理性的で、穏やかな、知的な人物」だと書いてあるんですが。
   嘘だ。エロい。(失礼な)
   もう、まず、声がエロい。喋り方がエロい。立ちかたがエロい。要君に近づく様もエロい。
   グラフィックが左から右へとスライドするだけなのに、どうしてこんなにも、エロいの…。
   初回版だけ「月村教授と要君・その出会いとの日々」みたいな小説がついてるんですが。(違)
   僕にだけこっそり勉強を教えてくれたり、誰にも興味がないのに、僕にだけ優しかったり。
   なによりも、教授室に「僕専用カップ」なんて用意された日にゃ、もう、しんでもいい…。
   ラブです。素でラブなのです。もう、この人以外ありえないでしょう、攻略対象。

   ドジっ子なために、お仕事は失敗しちゃったりするけれど。皆にさげずまれたりもするけれど。
   お友達は大人しい天野君しかいないけど(不幸じゃん)
   でも、月村教授がいるからいいの。勉強教えてくれるし。
   と、思っていたのに。幸せな日は続くと思っていたのに。
   いきなり暴行される。真夜中の、薔薇の絡みついた櫻の木の前で。
   月村教授と出合った、櫻の木の前。薔薇に養分を吸われて、死んでしまった、櫻。
   ああ、綺麗な身体で月村先生の所にお嫁に行きたかったようっ(涙)
   凌辱シーンは、とりあえず、「声優さん頑張った!よくやった!感動した!」くらいの勢いで。
   うん。頑張ったね…。
   ともかく、事件と同時に姿を消してしまった天野君。
   さらなる不幸が要君を襲う。え、凌辱写真ばら撒かれた?って、なんで月村教授の所に…。
   知られたく、なかったよ。できれば、教授には。
   きっと仲良くしてたからだって、教授はいうけれども。犯人の意図がわかりません。
   「花喰ヒ鳥」とだけ書かれた封筒。このまま泣き寝入り…とも思ったんですが。
   どうやら暴行の事実を知っていそうな人がほかにもちらほら。
   第一、泣き寝入りしようとしたら、教授にめさめさに怒られました。ええん。
   捨てないでー。教授、捨てないでー。

   しかたなく、探索。犯行を知っていそうなメンツは4人。
   わがままな下級生火浦あずさとそれに従う木下真弓。あずさの憧れの先輩金子光伸。
   その先輩の同級生土田憲実。
   とりあえず、下級生は犯人ではなさそうなのだけれども、上級生ズは怪しげ。
   ともかくも、聞き込み聞き込み、ききーこみー(ごっつええ感じ聞き込みの歌)
   土田君は、要君のことが好きらしい。寡黙で、何も言わないけれども、要君を心配している。
   金子君は、享楽主義のおぼっさま。あずさは潔癖。真弓は従順だけど一癖有り。
   なんだかな〜、どの子もターゲットには薄いな〜、と思ってたんですが。
   なによりも、「教授に聞く」の選択肢がないぢゃないのよ〜。攻略対象ぢゃないの…?
   そんななか、いきなり犯人発見。てか、「花喰ヒ鳥」を名乗る男がっ!!!
   彼の名前は、水川抱月。探偵小説家。
   耽美探偵小説家とのことなので、私の心は高鳴るよ〜。声が森川さんだよ〜。
   メガネぢゃなくても、OKOK!!ハーフで和装。耽美っぽいや〜。

   ともかくも怪しいので、近づく。
   …こいつ可愛い…。いつも甘いものを持ってたり、本の感想を喜んだり、可愛い。
   耽美な外見からは想像つかないくらいに明るくて、可愛い…。
   でも、月村教授の名前を聞いた時、妙な感じが。
   「あの幹彦が、君に勉強を?」って。あの、ってなんですか、あの、って。
   優しくて穏やかで理知的な月村教授に向かってなんてことを(エロいって言ってた癖に)
   でも、「それはいいことだ」って嬉しそうに。なんだろう…。同級生だそうですが。
   それでも、学校に遊びに来ている事は、内緒にして、って。
   だけど、どうして、「抱月」なんて、名前のペンネームなんですか。月を抱く、なんて。

   でも、仲良くなるに連れて、心苦しくなる。犯人だと思って近づいたのに。
   どうやら犯人ではないらしいし。アリバイもあるし。
   そんな中、水川先生にも写真が送られる。知られたくない人にどんどん知られるよう…。
   でも、水川先生は、心配してくれて。「死にたいなんて、思っても、口にしちゃ駄目だよ」って。
   すんごいいい人だけど。絶対に口外しないと約束してくれたけれど。
   内緒にしていた、月村先生に、水川先生と会ってることを知られてしまった…。
   いや、水川先生と会ってた薔薇の木が教授室の真下にあるのが敗因だと思うのですが(気づけ)
   でも、月村先生は、なんだか変。水川先生が嫌いなの?なんで?監禁の上、凌辱するって?
   口外しないよう、逆に凌辱写真を撮って脅すか、愛をもって、口外しないように促すか。
   と、ここで、選択が。え、選ぶのですか。
   「幹彦の言う事に従うことにした」か「やっぱりそんなことは出来ない」か。
   そんな、人の道を外すようなことを勧める人の意見に従って、幸せになれるのか。
   僕の心は、もう、決まってる。
   ぽちっとな。

   「幹彦の言う事に従う事にした」

   …いきなり、人の道を外してしまいました。
   だって、だって、「幹彦の言う事」ですよ?
   これがさー、「凌辱する」「凌辱しない」って選択肢だったら、凌辱なんてしないさ(本当か?)
   でもさ、「幹彦の」「言う事に」「従う」とか言われたら。
   従うに決まってんだろが、ゴラァ!!!
   教授の言う事ならなんでも聞くよ、僕は。

   その後も次々と選択が。要君を好きだった土田君。結局「やらしー目で見てる」と言われて、
   キレて襲ってしまう。
   大人しい真弓君も要君に月村教授が味方していると知ったとたんに豹変。
   悲しい過去があるんだね。誰も味方してくれなかったんだね。
   でも、犯ったる。犯るったら、犯ったる!!
   一度坂道を転がると、それはもう転がり捲くり。
   えー、だって、教授がそうしろってゆーんだもーん(責任転嫁)
   最初が悪かったのか、要君総攻め状態。え、カードが上になった方が攻め?
   聞き込み〜、と思ってたんで、要君のカードを他のキャラの上に乗っけてたよ。(自動的攻めに)
   おかげさまで、要君女王様。すげー、女王様っぷり。
   それはあずさ編で顕著になりました。
   だってさー。月村教授の悪口いうんだもーん(非常に偏った理由です)
   もう、月村教授とのタッグも最強さっ!!さりげなく、教鞭を渡す教授と、びしびし振るう要君。
   え、竹刀はまずいよ、教授。でも、人の事など気にしない教授はそんなこと気にしない。
   「何いちゃついてるんだよ、あんたたち!!」
   そうだよね〜、これから凌辱するのに、目の前でいちゃついちゃって
   ゴ・メ・ンねっv(反省の色ナシ)

   でも、そんな仲良し師弟にも問題が。なんで、教授なんにもしてくれないの?
   金子編で媚薬を飲まされた時も、教授のところに行ったのに。もう、どうなってもいいと思って。
   なのに。キスも、身体も許してくれない。手伝ってはくれるけれど。(何を) (てかナニを)
   「愛人なのか?」と金子君に聞かれたけれど。違います。
   女衒と女郎かな…。ああ、せつない…。

   全員凌辱してすることもないので、とりあえず、最後まで仲良くする(全員するなよ)
   水川先生は、月村先生のこと、好きなのかな。キスしたことあるっていってたの。
   いいな。要君にはしてくれないのに、いいな。
   薔薇の木の下で、口付けを。二階の窓には、月村教授。そんな二人は共犯者。
   ちゃんと心に二人とも、違う人がいるのにね。
   無慈悲な夜の女王に、抗う事の出来ない、二人。
   土田君も、脅してゴメン。凌辱編で一番辛い思いをしているのはきっと土田。
   弟殺しの汚名を着せて。それでも、まだ、要君が好きだって。
   うん、でも、教授に利用されているわけではないから。幸せだから。
   真弓君も、トラウマを克服した模様。蛹から蝶が孵るように、綺麗になったね。
   あずさ君は可愛い〜vにゃんこがなつくように。ごめんなさいを言える子供に。
   金子も本気で要君が好きになった模様。
   そして、全員を陥落。もう、敵は、いないから。
   だけど。だけど教授。一つだけ聞きたい事があるんです。
   絶対に嘘のつかない教授。きっと聞いたら答えてくれると思うけれど。
   でも、なんで、選択肢がないんだろう…。

   と、思っていたら、とうとうラスト。
   こういう攻略ゲーは基本的に、最後にエンディング対象と何かありげなんですが、何か違う?
   全員僕の支配下ではあるんですが、(それもどうかと)
   教授は〜?教授は〜?しかも裏切るし。ええん。
   それでも、好きなの。誰も好きじゃなくても。感情がなくっても。どんなに酷い事をしても。
   月村教授がいれば、それで。
   と、思ってたら、最後に教授が来ました〜vうひ〜v
   最後の最後で、聞くことが出来ました。聞きたかった事。どうしても、聞きたかった事。
   嘘はつかないって言ってた。確かに嘘はつかなかったし。
   「どうして聞かなかったんですか?」って。
   選択肢がなかったからです。
   あれ?でも、これって、はっぴーえんど?
   凌辱ルートなのに、やたらとはっぴー???つーか、天野君は…。
   ラブラブだけど、でも、やっぱり悪いことをしまくったツケは支払わないとならないんですね。
   水川先生が、最後までせつない。全てを知っていて協力してくれて。
   そして、最後まで、看取ってくれて。ありがとう、そして、ごめんなさい。
   ええん、教授〜(涙)

   最初が凌辱GOOD ENDだったせいか、後のENDが納得行かない。
   むしろ純愛ルートが納得行かない(駄目だろう)
   月村教授の幸せ求めて3000年。他のENDを探す旅に。
   凌辱BADもエエな…。「最終試験に堪えられませんでした」って。あっさり。
   「死ぬまで一緒にいるだけですよ」って、そんな幸せな(私的に)
   むしろ、BADでも幸せ〜。いや、発狂してますが。
   純愛ルートに行ったはいいけれど、他人とのラブラブがどうも解せずに、
   いつのまにやらBADEND…。
   だって、あんなに切ない月村教授の手記を読んでしまったら、どうしたらいいのか。
   でも、いい、BADの方が、イイ!!!
   しつらくえんですよ。(何)
   つーか、月村先生がらみのENDはどれもイイ…(単なるFANだろう)
   何は、ともあれ、要君と月村教授の最強師弟コンビに乾杯。

   −−−>別キャラルートに続く。